初めての釣行

釣りをやってみたいけど、今まで釣りなんてやったことがない、釣具屋へも入ったことがない、何が必要かわからないという方もいると思います。
本来なら経験者と同行するのが基本ですが、身近にどうしても経験者がいない場合もあるかと思います。
そんな方へのアドバイスです。
ここではサビキ仕掛けを使ってのアジ・イワシ釣りに車で泉大津のような場所に行くことを例にしています
実際の釣り場では立ち入りや釣りが禁止・制限されている箇所もあるので、現地にて確認してください。


  1. 何を釣りたいか
    まず初めに釣りたい魚を考えます。
    できる限り簡単な仕掛けがよいでしょう。
    とりあえず簡単にできるものとして、初夏から晩秋ごろまでのサビキ仕掛けを使ったアジやイワシ・サバ釣りや、サヨリ釣りがお勧めです。
    またシーズンを問わないものとしてウキ釣りでメバルやガシラなどの五目釣りも結構楽しめます。

  2. どのような場所へ行くか
    次に場所探しです。
    施設的に考えると釣り公園は好都合ですが、場所によっては初心者では難しいところもあります。
    またシーズン中の休日は、混雑しやすいです。
    特にタチウオのシーズンは釣り公園に限らず大変な混雑になることがあります。
    施設によっては投げ釣りや撒き餌が禁止されているなどの注意事項がありますので、必ず確認しておいてください。
    主な釣り公園
    平磯海づり公園−魚種豊富・初心者向け・潮流が早いことが多いので注意が必要
    須磨海づり公園−魚種豊富・平磯よりも潮流が早いので、釣り方によっては初心者には厳しい場合がある・釣り場としては超1級
    鳴尾浜臨海公園海づり広場−初心者向け・アジ・イワシ・サヨリなどが中心・釣具やエサは置いていない
    尼崎市立魚つり公園−初心者向け・アジ・イワシ・サヨリなどが中心・セイゴやハネ釣り盛ん
    南港魚つり園−無料開放・初心者向け・アジ、イワシ、メバルなど

    釣り公園以外では
    足場の良いところ−テトラポッド等は避けたほうがよい
    足場の広いところ−防波堤でも足場が1mもないところがある
    海面まであまり高くないところ−防波堤によっては5mを超えているところもある、あまり高いと初心者では釣りをやり難い上に危険

  3. 何が必要か
    とりあえずそれぞれの仕掛けが必要です。
    サビキ釣りやウキ釣りはセットが安値であるので、それで最低限のものはほぼ揃います。
    最近の釣具屋は大型店を中心にスーパー形式になっているところが多く、初めてでも入りやすくなっています。
    また店員さんに聞けば、熱心に教えてくれるところが多いです。

    例えばアジ・サバを釣りに行くとして、サビキ仕掛けのセットを買うとしましょう。
    セットの中身は竿・リール・サビキ仕掛け・サビキカゴが入っています。
    サビキ仕掛けですが、セットに入っているものは針の大きさが5号くらいが多いと思いますが、買う前に号数を確認しておきます。
    ただ、竿はリールの必要のない“のべ竿”もありますので、その場合は当然リールは入っていません。
    海面まで低いところでは、リールを付けて釣るより、のべ竿のほうが使い勝手がよいくらいです。

    あとはエサ(アミエビ)を買えばとりあえず釣りはできますが、まだ揃えたほうがよいものがあります。
    サビキ仕掛けの予備が必要です。5号か6号を2〜3枚くらいでよいかと思います。
    サビキカゴも小か中を1個くらい買っておいたほうがよいでしょう。
    後はあまった糸を切ったりするのに小型のハサミやアミエビをかごに入れる小型のスプーン、魚をつかんだり手を拭いたりするためにタオルを2枚以上、水を汲んだりするのに10mくらいのロープのついた折り畳みバケツ、魚などを入れたりするクーラーボックス(できれば小さい蓋のあるレジャー用:バッグ型は移動が多い場合のサブとしてはよいが氷のもちが悪い、発砲スチロール製は強風時に蓋を飛ばしやすいし、蓋の開閉に手間が掛かる)、魚を入れるなどに使うビニール袋数枚、アイゴなどトゲに毒をもった魚が釣れる場合もあるのでメゴチバサミ(掴みにくいと思ったら無理をせず、糸を切るようにする)、針をはずしたりするのに使う先曲がりペンチがあればよいでしょう。
    ライフジャケットも着用している人が少ないようですが、安全のために着用してください。
    小型の折り畳みイスや現場で道具を簡単に洗ったり釣りを終えたときにサビキ仕掛けを巻いたりするのに使えるスポンジや念のために懐中電灯があれば便利です。
    ハサミや小型のスプーンはセットについている場合もあります。

    これらはできる限り釣りに出かける前日までに揃えておき、道具の確認や使い方に少しでもなれておくようにします。

  4. 釣り場に向かう
    まずは釣り場周辺で釣りエサを購入します。
    エサを扱っているお店は上記で説明したような大型店も大阪湾周辺にはたくさんありますが、小さいお店もあります。
    大型店ではお弁当や飲み物などを豊富に置いているお店もあります。
    そこでアミエビを買います。
    レンガ状に凍らせていることから“レンガ”とも呼ばれています。
    大きさは色々とありますが、1人の場合一番は小さいサイズかその上くらい1個でよいと思います。
    スーパー形式のお店では、自分で冷凍庫から取り出してレジへ持って行きます。
    エサを中心に置いているところでは対話式で販売しているところも多いので、その場合は「アミエビ(レンガ)の一番小さいのを○個」のような感じで告げればよいです。

    氷を準備していない場合はも購入します。
    ほとんどのエサ屋に氷も置いています。
    飲み物なども忘れずに用意しておきます。
    海釣り公園の場合は、公園でそろえることができますが、鳴尾浜臨海公園海づり広場のように釣具やエサを置いていないところもありますので、事前に確認しておいてください。

  5. 釣り場にて
    車での釣行の場合は泉大津のような場所では車を釣り場に横付けして止めることができます。
    甲子園浜のような場所では駐車場に止めることになるので、釣り場まで多少の距離を歩くことを考えて、荷物をまとめておく必要があります。
    大阪湾で釣り場になっているところは港湾での作業のために造られたものが多いので、倉庫の出入り口や扉前、大型トラックもよく通るので通行や作業の妨げになるところに車を止めるのは論外です。
    車の横付けできる釣り場では、車を放置して離れることもしないようにしてください。
    船が入ってきて、急遽作業が始まる場合もあります。
    いづれの場合も港湾関係者の作業が絶対優先なのは当然です。
    特に土曜日を含めた平日は作業中の場合が多いです。

    釣り人同士では、先に入っている人に優先権があります。
    ウキ釣りをしている人のすぐ隣でサビキ仕掛けをジャブジャブするのはよいことではありません。
    サビキ釣りをしている人の隣ではお互いに相乗効果で釣果に好影響をもたらすことがありますが、あまりにも近づきすぎるのは仕掛けが他の人と絡まったり(“おまつり”という)エサのアミエビが飛びちって汚してしまうことがあるので、最低限の距離は保つようにします。
    また人が多い釣り場でかろうじて場所が空いているところに入る場合は、「ここで竿を出してもよいですか」と、一声かけるとお互いに気持ちよく釣りができます。

    さて、釣りに入りますが、釣り方はサビキ釣りを参照してください。

    釣りの最中は他の人の前に仕掛けを投げ入れたりしない・大声を出してはしゃいだりしない・ゴミは海やその辺りに捨てたりしない・無闇に場所を広くとらないなどがあります。
    車の移動もできる限り謹んでください。
    釣りの仕掛けは十分注意して扱わないと、つい釣りに夢中になるあまり扱いが軽率になり、その結果他人や自分が危険な状態になったりすることもあるので、仕掛けを海中から引き上げたり投げ入れるときには特に周りに注意するようにします。
    また、すぐ近くの人が大きな魚が掛かっているときは、自分の竿を上げて釣りを一時中断するようにし、場合によってはタモアミで救うなどの協力もしますが、これはコツと慣れが必要ですので、不慣れな場合は下手に手出しはせずに他の人に任せたほうがよいでしょう。

  6. 釣りを終える
    まず道具を片づけですが、竿などがアミエビなどで汚れているときは、できる限りタオルなどで拭いておきます。
    道具の片づけが終わったら、自分が釣りをしていた場所がアミエビで汚れていると思います。
    それをロープ付のバケツで海水を汲んでしっかりと洗い流します。
    このとき、他の人のところに海水が流れていかないように慎重に作業する必要があります。
    ゴミも残さず、持ち帰ります。
    家に帰ったら、魚の料理をすぐに行い、道具も真水でよく洗います。
    特に釣竿はしっかり洗い、そのあと陰干しして乾かします。
    リールは水を掛けたり漬けたりせずに濡れタオルで拭くようにします。
    できれば糸を何かに巻き取り、その糸をぬるま湯に漬けると汚れがよく取れます。


以上、釣りに出かける準備から釣りを終えるまでの大まかな説明ですが、次に他の釣り、例えばウキ釣りをしたくなった場合は、竿やリールはウキ釣りに転用できることが多いので、新たにセットを買わずに必要なものだけを買うようにします。
竿などを細かい仕様で揃えるのは、釣りに慣れて理解してから買ったほうがよいでしょう。